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artist:CALM pres.K.F.
title:

DAWN EP

label:MUSIC CONCEPTION(JPN)

1,980円


【強力盤再入荷!】Calm Presents K.F.名義でのアルバム『From Dusk Till Dawn』からのシングル・カット第2弾!心地良いシンセから、最近再発盤も出た人気LOFT CLASSIC、Sun Palace「Rude Movements」を思わせるビートが加わり展開していく「Keep on Drivin’」 が最高!今回も高品質盤による300枚のみの限定プレスです!


Listen

A1.Keep on Drivin'
B1.Fly Like A Bird - Come Fly With Me?


[アナログ盤への強いこだわり by Calm]

時代がどうなろうとも、いまだにアナログ盤への強いこだわりを持っている。家で聴く音楽も、DJのときもほとんどをアナログ盤でプレイしている。そんな自分がアナログ盤をリリースしなければ話にならない。利益など顧みず、今回もアナログをカットします。
今回チャレンジしたのはハーフスピードカッティングという技術。アメリカのMobile Fidelity Sound Labというレーベルの専売特許となっている手法で、オリジナルのアナログマスターテープから半分のスピードで再生された音を半分のスピードでカッティングする技術。(詳しくは彼らの技術の説明を探してください。)
このレーベルからリカットされるアナログ盤と発売当時のオリジナル盤を聴き比べるととてつもなく大きな違いを感じる。Pink Floyd "Dark Side of the Moon"のワイド感や、Led Zeppelin "2"でのまるでスタジオで聴いてるかのような臨場感は、オリジナル盤では体験することが出来なかった素晴らしさだ。
ハーフスピードカッティングの利点としてはワイドレンジ、そして左右の分離感、そして濃密な程の密度感等がある。それはスタジオでミックスダウンされたときの音とほぼ同じ音が聴こえるということだ。
アナログ盤はCD等に比べて、盤になってみないと最終的な音がわからないと言われるほどマスタリングやカッティングが難しい世界だ。カッティングエンジニアは仕上がる音を予想して音作りをしていく。だからこそ技術と耳を要求される。
そんなハーフスピードカッティングを自らの理論で実践するヨーロッパでただ一人のエンジニアを紹介してもらった。それがメトロポリスのマイルスさん。
出来上がってきたアセテート盤を聴いて思ったことはずばり「家で最終ミックスした音と全く同じ音がする」ということだった。今までは楽器のバランスやレンジ感の違い、密度感が薄くなっていたり、高域がきつくなって いたり、また逆に薄くなっていたりと、オリジナルのマスター通りのカッティングに上がってくることはなかった。
アナログのカッティングとはそういうものだと思っていたからこそ今回のカッティングは驚きだし、改めてハーフ スピードカッティングの素晴らしさを感じとることができた。
本人以外はオリジナルがいったいどういった音だったのかを聴き比べすることができないから、この話がどこまで 伝わるかはわからないが、とにかく自分のキャリアの中で一番納得がいくカッティングになっていることは間違いない。
レコード会社や、ときにはアーティスト本人でさえ軽視しがちであるCDのマスタリング、アナログのカッティングの重要性を改めて思い知らされ、とても良い勉強になりました。
今後の音作りのハードルが益々上がりましたが、目指すべき目標を持てたことに感謝します。
次は前よりもっと良く、更に良くをこれからも実践していきます。
売り切れ

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